トイレ切り替えのコツ
「ニャンとも」に切り替えたいけれど、愛猫が慣れるかどうか心配、という飼い主さんも少なくないでしょう。
でも、ご安心ください。 8割の猫ちゃんは1日以内に慣れ、3日すれば9割の猫ちゃんが使ってくれるようです。
さらに、次の点に気をつければ、よりスムーズに切り替えることができるでしょう。
トイレは今までと同じ場所に
新しいトイレに切り替えるときは、必ず今までと同じ場所に置いてあげてください。 猫は一度身についた習慣を、自分から変えることはまずありません。 慣れた環境をできるだけ変えないこと、場所を移動させないことが大切です。
切り替えは少しずつ
猫が慣れてくれるか不安な場合は、初めから猫砂をすべてチップに変えてしまわずに、まず猫砂に少量のチップを混ぜ、猫が慣れたら徐々にチップの割合を増やしましょう。 最終的にすべてチップに変えたら、切り替え完了です。
今までの猫砂に近いサイズのチップを選ぶのも
今まで使っていた猫砂に近い大きさのチップを選ぶのもスムーズに切り替えるためのポイントです。 細かい猫砂を使っていて、大きめのチップに切り替えたい場合は、まず、一番小さい粒のチップに切り替え、次にお好みに合わせて大きめのチップに切り替えると、よりスムーズに切り替えることができます。
切り替えがうまくいかないときは?
愛猫がデリケートな性格だったりして、新しいトイレになかなか慣れないときは、次のようにしてみましょう。
「ニャンとも清潔トイレ」と今までのトイレを並べておいて、しばらく併用して慣らす。
チップの上に、今までの猫砂をかけて、ニオイをつける。
猫にチップを見せたり、ニオイをかがせたり、抱っこしてトイレの中に入れてあげる。
どうしても新しい方に慣れないときは、今までのトイレを汚れたまま放置しておくのも効果があります。 (目安は1日)
こんなしぐさをしていたら、あと一歩
トイレのまわりをうろうろする。ニオイを嗅ぐ。外からチップを触る。トイレの中に入って、居心地や感触を確認している……。
愛猫にこんな仕草が見られたら、それは、新しいトイレの安全を確認しているサインです。オシッコまで、あと一歩。オシッコで慣れたら、ウンチもしてくれるでしょう。 腰を落としぎみに排泄の姿勢をとろうとしたら、そっと抱き上げて、トイレの中に入れます。そして、上手にできたら誉めてあげましょう。
愛猫が粗相をしてしまったら?
子猫の場合、トイレに入っていても、いざというときになると、わざわざトイレの外にしてしまう場合もあります。外に出てきて、しゃがみ、排泄の素振りが見えたら、すぐに抱き上げて、もう一度トイレに入れましょう。もらしたり、他の場所でしたりしたときも、叱らないでください。 とくに、泌尿器系の病気がある場合は、猫が排泄を我慢するようになると、病気の悪化にもつながりかねません。あせらず、根気よく。前のトイレと併用するなどして、徐々に慣らしていきましょう。 また、粗相をした場所はきれいに拭き取った後、消臭スプレーなどで、においを消しておいてください。