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ドッグフードの考え方
  ドッグフードを選ぶときに注目するのが、「○歳だからアダルト」とか、
「今まで○○ブランドのライトだから今度もどこかのメーカーのライトにしよう」
というのが一般的です。
でも、私たちが見るべきところはパッケージに書かれた商品名
(ライフステージ)ではなく、中味、つまり成分なのです。
 

たとえば アーテミスの小型犬用は「パピー → アダルト → シニア」で、たんぱく質、代謝カロリーともだんだんと低くなっています。 これは成長期に最も栄養を必要とし、シニアになると運動量も減るので幼犬期、成犬期ほどたんぱく質やカロリーを必要としないという考えです。


オリジンのパピーとシニアを比較すると、代謝カロリーは10%ほど低くなっていますが、たんぱく質の値は38%と一定。これはシニアになるとどんどん筋肉が衰えるので、筋肉を維持するためにはたんぱく質が必要という考えに基づいています。

アーテミススモールブリードパピーよりオリジンシニアの方が高たんぱく。つまり、たんぱく質量を重視した場合、パピーにシニアフードを与えてもワンちゃんの成長に問題はないということになります。

アダルトを使っていて、他メーカーのライトに移行する際、他メーカーのライトの方が高カロリーということもあり得ます。 同じメーカーのアダルトとライトであれば、当然ライトの方が低カロリーですが、他社商品との比較では必ずしもカロリーが低いとは限りません。
たとえばアーテミススモールブリードアダルトとエボのウェイトマネジメントを比較してみます。1kgあたり3683calと4150calと、カロリーだけ見ると約20%増になります。 ただし、エボは低カロリーダイエットではなく、高たんぱく質で筋肉量を増やし、代謝をアップさせることによってダイエットする、という考え方ですので、その違いを理解すれば問題なく移行することができます。
少量でもカロリーが摂れるように、成犬であっても、パピー用などの高カロリーのフードを選ぶのも良い方法です。
高たんぱく、低カロリー、繊維が多いフードを選ぶのも良い方法です。 食物繊維には、腸内環境を整えるほか、糖質を吸収抑制する働きがあるので、肥満予防に効果的です。

パピー、アダルト、シニア、ライトというのは同じメーカーのフードを与えるにあたっての目安であり、他メーカーに移行する場合には特に意味をなさない、ともいえます。
たんぱく質、脂肪、代謝カロリー、そして愛犬に必要と思われる原材料を見て選ぶことが重要ですね。


食べ物によるアレルギー

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